在宅介護

聴力低下を回復させるには漢方薬を使う方法が有効だった

母の聴力は、体調によって変わる。どんな要因が聴力に影響を及ぼすのだろかと思った。

老人性難聴は、治らないという記事をネットで見かけたけれど、諦めるのはまだ早い。

以前、めまい対策に半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)という漢方薬を飲んでいたが、この頃は、めまいを起こさないので飲んでいない。

試しに、半夏白朮天麻湯を飲ませると、聴力が改善気味になる。

やはり、めまいに効く薬と聴力には、関係があるようだ。

そういえば、半夏白朮天麻湯は、メニエール病に効く薬だ。難聴は、メニエール病に関連する病気。母は、少しメニエール病ぎみなのかも知れないと思う。

半夏白朮天麻湯は、強い冷え症で、胃腸があまり丈夫でなく、水毒(水分の巡りが悪い)人のめまいに効く。

メニエール病に効く漢方薬について

東洋医学では体内の水分の代謝障害(水毒、水滞、水気、宿水)が起こった状態や、血行障害など、血の流れの滞ることから起きる「悪血」が原因だと考え、個々の症状に合った漢方が処方される。

・漢方薬を使っためまいの治療

漢方による治療には、「気・血・水」という概念があり、メニエール病を含むめまいは、体内の水分が溜まることによる「水毒」によってもたらされると考えられている。

また、突然発汗する、動悸がする、イライラ感などの「気逆」や、気がふさいで晴れ晴れしない「気鬱」

血が不足した状態「血虚」で症状が出ることもあるとされている。

めまいのタイプ

めまいには3つのタイプがある。

1、真性めまい
周囲がグルグル回る、内耳疾患が平衡感覚に影響を与えて起きる。

2、立ちくらみ
急に立ち上がると、軽く意識が遠のきフラッとする。

3、仮性めまい
脳の血流障害や自律神経失調によってもたらされる、ふらついたりフラッとするめまい。

母の場合は、真性めまい。内耳疾患に関係してるようだ。

では、虚証の人のめまいに処方される漢方薬は、どういうのがあるかというと

真武湯(しんぶとう)
フラッとするめまい、手足の冷え、下痢傾向がある場合に有効。

成分
附子(ブシ)
茯苓(ブクリョウ)
蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)
芍薬(シャクヤク)
生姜(ショウキョウ)

半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
胃腸が弱く、冷え症がある人のめまいに用いられます。頭痛、食後の手足のだるさにも効果がある。

成分
半夏(ハンゲ)
白朮(ビャクジュツ)
茯苓(ブクリョウ)
沢瀉(タクシャ)
天麻(テンマ)
人参(ニンジン)
黄耆(オウギ)
乾姜(カンキョウ)
陳皮(チンピ)
黄柏(オウバク)
麦芽(バクガ)
生姜(ショウキョウ)

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
息切れや動悸、のぼせ、頭痛、尿量減少に効果があり、体力をつけてめまいを防止する。

成分
茯苓(ブクリョウ)
蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)
桂皮(ケイヒ)
甘草(カンゾウ)

要するに、症状からめまいに有効な漢方薬は、

・真性めまいには、半夏白朮天麻湯

・立ちくらみには、苓桂朮甘湯

・仮性めまいには、真武湯

メニエール病の原因は、「内リンパ水腫(内耳のリンパが増え、水ぶくれの状態)」。半夏白朮天麻湯に含まれる、半夏、茯苓、沢瀉という生薬は水分の循環が悪い水毒に効く。

総合的に考察すると、母は、少しメニエール病ぎみで半夏白朮天麻湯を飲むと、水分の循環が良くなって聴力が改善するというのは、つじつまが合う。

半夏白朮天麻湯で聴力が改善して、安堵した。

 

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